「スマホ依存症」と「ネット依存症」は、いずれもインターネットやスマートフォンの使用に関連する依存症の概念ですが、微妙な違いがあります。
スマホ依存症(スマートフォン依存症)
焦点: この依存症は、主にスマートフォンの使用に焦点を当てています。スマートフォンは、通話やメッセージングだけでなく、さまざまなアプリやウェブブラウジングを通じて様々な活動が可能です。
特徴: スマホ依存症は、特定のアプリや機能への過度な依存や、スマホを手放せない状態になることを指します。例えば、ソーシャルメディアやゲーム、オンラインショッピングなどが原因となります。
ネット依存症(インターネット依存症)
焦点: ネット依存症は、広い範囲のインターネットの使用に関連しています。これには、スマートフォンだけでなく、パソコンやタブレットなど他のデバイスも含まれます。
特徴: ネット依存症は、ウェブサイトの閲覧、オンラインゲーム、ソーシャルメディア、オンラインショッピングなど、様々な形態があります。これにより、現実の社会的な関係や日常生活が犠牲になることがあります。
スマホ依存症とは、日常生活に支障が出るほどスマートフォンへの依存が強い状態を指します。依存症に陥ると、使用の自制が困難になり、制限された場合には不安やイライラを感じるようになります。
日常的に、常にスマホを所持していて画面を確認し、何か操作していないと落ち着かなくなるなどスマホの使用がやめられなくなってしまう状態を「ネット依存症」もしくは「スマホ依存症」と呼んでいます。
・スマホを肌身離さず持っていないと不安になる。
・スマホを使っていたらうつも間に何時間もすぎていた。
・常にスマホを見ていて他の事に集中できない。
・メールやLINEやDMなどの着信音が常に気になる。
「スマホ依存」は病気として認定されたものではありませんが、スマホに依存してしまい、やめたくてもやめられなくなって、それを制限するとううつ病やうつ病に似た症状を引き起こすこともあります。
その理由の一つとして考えられるのが、スマホによる継続的な脳への刺激です。スマホを使う時間が増えるほど明るい画面や情報によって脳は刺激を受け続けることになります。その結果、脳が疲弊し、睡眠障害、イライラ、不安感などが起こりやすくなる可能性があります。